■建物の屋上は常に雨、雪、直射日光、昼夜の気温差にさらされている為、建物の部位としては最も過酷な自然条件に置かれています。その為、一般的には築10年で防水のやり直しが必要とされています。
■実際10年過ぎてすぐに雨漏れが発生する事はあまりありませんが、雨漏れが発生するまで放置するとその分の補修工事、内装修繕工事、テナント、賃貸人への賠償等高額な費用が発生してしまうケースも多々ありますので、10年を目安に修繕をご検討されることをお勧めいたします。
■屋上防水は種類がいろいろありますが改修工事で最も一般的なのはウレタン塗膜防水です。ウレタン塗膜の特徴は、(1)ウレタンゴム防水層の為、下地のひび割れに強い。(2)耐候性に優れている。(3)継ぎ目のないきれいなカラー仕上げとなる。等が挙げられますが、何と言っても次回の修繕時には重ね塗りができる為、築10年目の修繕費用より20年目の修繕費用の方が安く施工でき、大変経済的だと言う事です。その為にウレタン塗膜防水は改修工事では最も広く、一般的に使われている工法なのです。
■施工例①
押さえコンクリートから通気緩衝工法ウレタン塗膜防水へ改修
施工前(高圧洗浄完了)
施工完了
1.伸縮目地撤去
2.目地シーリング充填
3.目地シーリング仕上げ
4.通気緩衝マット貼り
5.通気緩衝マット貼り完了
6.脱気筒設置
7.ウレタン1層目塗付
8.ウレタン1層目塗布完了
9.ウレタン2層目塗付
10.ウレタン2層目塗布完了
11.トップコート塗付
12.トップコート塗付
13.階段プライマー塗布
14.ウレタン塗布
15.施工完了
16.施工中
17.施工中
18.施工完了
■施工例②
密着工法ウレタン塗膜防水から通気緩衝工法ウレタン塗膜防水へ改修
施工前
施工完了
1.高圧洗浄
2.高圧洗浄
3.高圧洗浄完了
4.目地シーリング撤去
5.目地シーリング充填
6.目地シーリング充填
7.ひび割れ部シーリング
8.通気緩衝マット貼り
9.脱気筒設置
10.ウレタン1層目(グレー)塗布
11.ウレタン2層目(グリーン)塗布
12.トップコート塗付
13.トップコート塗付
14.施工完了
■施工例③
露出防水から被せ工法による通気緩衝工法ウレタン塗膜防水へ改修
1.高圧洗浄
2.立ち上がり面旧防水層撤去
3.脱気マット貼り
4.固定用アンカー部の穿孔
5.アンカーマットを用いて機械式に
マットを固定
6.脱気マット貼り完了
7.脱気筒設置
8.ウレタン1層目塗布
9.ウレタン2層目塗布完了
10.トップコート塗装
11.施工完了
■施工例④
ベランダウレタン塗膜防水
1.昇降用ゴンドラ設置
3.カチオンタイト塗布
4.カチオンタイト塗布完了
5.ウレタン1層塗布
6.トップコート塗布 施工完了
■施工例⑤
廊下、外階段床塗り工事
施工前
施工完了
施工前
施工完了
■施工例⑥
廊下、階段床長尺シート貼り工事
施工前
施工完了
施工前
施工完了