足場仮設と無足場ロープブランコ工法のメリット、デメリット比較

1 無足場ロープブランコ工法

1)活用範囲
・足場仮設が不可能な物件
・短時間で施工できる反復性の少ない工事
2)メリット
1.外壁調査に最適
外壁タイルは実際に打診して調べてみないと浮いているタイルやひび割れタイルがどこにどれだけあるか正確にはわかりません。 無足場ロープブランコ工法では足場を組まずに外壁タイルの劣化状況を正確かつ経済的に調査することができます。
2.部分的工事が大変割安でスピーディ
10階ベランダの手摺だけ錆びたので塗り替えたい、10階の窓から漏水したのでその周りだけの防水をしたい、雨といが劣化して汚いのできれいに塗装したいなどといった悪いとこだけ補修することが可能で大変割安です。
3)デメリット
全体的改修工事や反復性の多い工事の場合、逆に工期が長くなり金額も割高になります。
・施工後の完了検査ができない。職人任せになってしまう。
・地上から見上げて検査することしかできない。不具合のチェックが不可能
・部分的な工事しかできない。
・重量物を扱う工事はできない。

2 足場仮設工法のメリット、デメリット

1)メリット
・施工後の検査がしっかりと正確にできる。
・真近でみて不具合があるかどうかチェックができる。

2)デメリット
・高層部の部分工事では大変割高になる。
・近隣とのトラブルなどで足場が掛けられないと工事自体ができなくなる。